○月10日
側頭部の、耳の上2センチくらいの所、外からは、髪の毛で見えない頭皮にデキモノができて、整髪するときに櫛が当たると、すこし痛むのだった。
そのデキモノは数日前、風呂で髪を洗っていて指先に、何か触るものがあるので気がついた。
○月6日
痛みは無く、ただの小さな虫さされのように少し腫れ上がっていた。
吹き出物でも出来たかな。「出もの腫れ物所選ばず、と言うしな」
○月8日
夜中に、なにかに触れたのか、急に頭の腫れ物が痛みだした。
鏡の前で髪の毛をかき分けてみると、今迄より少し膨らんでいて、赤みもさしているようだ。「なんなのだろう・・・・」
痛みは、すぐに治まった。
○月12
痛みだして、4日たった。大分大きく晴れて来たし、相変わらず痛みもある。
熱も持っているようだ。
○月14日
今日は、痛みがだいぶ薄らいでいる。腫れは、さらに増している。
○月16日
腫れ物は、大分大きくなって来たが、痛みは殆どなくなって来た。
○月18日
痛みは全然ないが、その部分の髪の毛が抜け始めて来たのと、かゆみを感じる。
○月20日
洗髪中に気づいてから、2週間が過ぎた。
髪の毛が抜けた後の皮膚を触ると、足の裏のタコのようにかたくなってきた。
鏡で見たら、夏みかんの皮が赤黒くなったようで皮膚が盛り上がっていて、すごく目立つ。
○月22日
最近は。頭もあまり洗わないので、ふけもすごくなって来た。
側頭部の抜け毛は、そこを目立たそうとするかのように、加速し、皮膚は、堅さと黒さを増して来た。痛みは無いが、とてもかゆい。
○月24日
今日、久しぶりで洗髪をした。腫れ物の皮膚を指の爪で叩くと音がする位に堅くなったので、そおっと湯をかけて洗った。
今、少し柔らかくなっているので、カサブタみたいに剥がすことが、出来ると思う。
すごくかゆい。
剥がしてみたら「ペリッ、クチャッ」と音がして、カメの甲羅のように剥がれた。
その下の皮膚は、むらさき色で、全体がネチャネチャで蜂の巣状の穴が空いている。その穴には、膿みのような黄色い液体があって、粘り気が糸を引いていた。そっと押すと、各穴から膿みがあふれて白い芯のような物が顔を出す。
「うわーっ、医者に行っても手遅れといわれるなー、どうしよう」と
悩んでいる所で目が覚めた。